幼少期②

　この東京の社宅で妹と弟が生まれました。
そして幼稚園の年長クラスに上がった時に、又転勤となり千葉県の木更津に引っ越しました。

（ここまでが前回の内容でした）




　この木更津の社宅は山を切り開いて開墾したばかりの場所で、周りには多くの未開の土地がありました。
夏はカブトムシやクワガタ虫が飛んで来ますし、
雨が降って水溜りが出来たらザリガニ釣りが出来る最高の環境でした。

　ここで末っ子の妹が生まれましたが、4LDKの大きな社宅アパートでしたので家族が多くても狭いという感じはありませんでした。

　10棟の社宅アパートが有りましたが、１～９号棟までが一般社員用で、５号棟の横に公園が一個有りましたが、そこでは遊んだ記憶がありません。
自分が住んでいた１０号棟は管理職用の社宅で敷地に専用の公園が付いてました。

　その当時は当たり前のように思ってましたが、その会社内では特権階級に居たようです。
ですから、遊ぶ友達も1～９号棟の子供とは同じクラスであっても一緒に遊びませんでした。

　遊ぶのはいつも同じ10号棟の子息達です。
夏休みも１０時になったらお互いの家に出入りしました。
ですから、毎年転勤で友達が去っていくのがとても辛かったです。
そして次は自分の番になった訳です。
３回目の引越し、４箇所目の土地です。

（つづく）