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貴穀賤金(きこくせんきん) [徒然なるままに]

皆さん!こんにちは。

今日もスッキリしない天気ですね。

何故か今日も仕事です。




さて本日は『貴穀賤金』(きこくせんきん)

についてです。




読んで字の如し、穀物を尊びお金を賤しむ

という意味ですが、

江戸時代の経済思想の考え方です。




江戸時代の主要通貨はお米でしたから

武士の給料は石高で支払われました。




ですから農業(お米)を尊び、

穀物を生産しない商人(お金)が

賎しい物と考えられていました。




『士農工商』という身分制度有りましたように

商人はもっとも低い階級でした。




しかし、実際は武士の家計は火の車で

石高を担保に商人から高利貸しで借金をするという

『サラ金』が横行しておりました。




時代劇では立派なお侍さんと

腹黒い商人が良く登場しますが

実際は見栄を張って武士の対面を保つため

裏では商人に借金していたんですね。




でもこの考え方は現在も残っていると思います。

汗水垂らして稼いだお金は貴くて、

楽して稼いだお金は賎しいという風潮が消えません。




同じ福沢諭吉なのにまるで別物であるかの様な考えです。

多分ですが汗水垂らして稼いだお金は『お米』で

楽して稼いだお金は『銭』という

考えが抜けないんでしょうね。きっと!!




それで楽して金を稼ぐ事に抵抗がある人が

未だに多いんだと思います。




それでいて『給料が全然上がらない』とか、

『税金・年金の無駄使いばかりしている』とか

『ギャンブル・投資で儲けている人はずるい』とか

訳の分からない事ばかり言っています。




その前に先ず自分に頭の中を良く見てみましょう。

きっと『貴穀賤金』思想がびっちり詰っていますよ。




このように儒教思想は日本人に自由な発想を

抑制する大きな足枷になっていると思います。




タグ:貴穀賤金
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